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学修の思い出(学生生徒修養会 高校の部)

夏になると
一緒に泣いてくれた仲間のことを思い出す。
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私は、高校1年と3年生の時に
天理教の学修に参加しました。
その時の私は、自分に自信がなく、
人と話をすること、関わることが苦手で、
クラスでも馴染めないでいました。
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ある日の夜、同室の仲間に

なあイサム!
もっと、いろんな人と話した方が良いよ
イサムは、その障害をコンプレックスに
感じているかもしれないけど、
みんな、そんなの気にしてないよ!

その言葉を聞いても、
何も返事ができず…
しまいには、
恥ずかしさ、惨めな気持ち
仲間の優しさ、色んな感情から、
泣いてしまったのです。
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すると、
その仲間も一緒に泣いてくれたのです。
そこに、言葉はありませんでした。
本部の夕づとめの時も、
おつとめをしながら泣いていました。
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友達がたくさん出来たわけでもない。
女の子と仲良くなれたわけでもない。
特別なにかが出来たわけでもない。
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それでも、その時に感じた
人の優しさ お道の温もりを鮮明に思い出します。
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あれから8年の月日が経っても
おぢばに帰ると
カウンセラーだった先生にも再会。
「よお!元気?今なにしてるの?…」

クラスでまともに話ができなかった女子からも
「私と学修同じクラスだったんだよ
 覚えてる?」
と、学修で出会った縁は、今も続いています。
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一緒に泣いてくれる。
一緒に笑い合える。
思いやりの心で声をかけてくれる。
学校生活では出会えなかった仲間に
一週間の学修で会うことが出来ました。
人生の一週間
8年経った今でも
その温もりは残っている。